【歳破】【月破】【日破】とは何か?と、それぞれに「破れの象意」が出るって言うけど、「破れ」とは何を言うのか?についてです。
【歳破】【月破】【日破】とは?
年盤において干支が入る方位は、強いエネルギーが回り【大歳(たいさい)】と言われ、吉凶どちらも増幅されますので、吉方位となっている人がこの方位を使えば、吉が増幅され大吉方位となり、凶方位となっている人が使えば凶が増幅され大凶方位になります。
その反対側の方位は、エネルギーが弱くなっているので、【歳破(さいは)】となり、誰にとってもダメな大凶方位になります。2014年は午年(定位盤で南)なので、「南」が【大歳】、その反対側の「北」が【歳破】の方位となります。
これと同じ考えで【月破(げっぱ)】【日破(にっぱ)】があります。【月破】は、月盤における干支が入る反対側の方位。【日破】は、日盤における干支が入る反対側の方位となります。
干支は時刻を示すものなので(丑の刻とか言うでしょ。)、年盤でも月盤・日盤でも、その位置は変わりません。
【歳破】【月破】【日破】の方位を犯してしまうと「何事も破れる」と言われます。取引や縁談、約束事が破棄・解消となったり、仕事・人間関係・家庭面・健康面など生活全般に渡る破れの象意が出てきます。
【歳破】【月破】【日破】の大きな違いとは?
【歳破】【月破】【日破】の大きな違いは、凶作用を受ける期間の長さです。
- 【歳破】は年の破れが出る方位なので、一度【歳破】を犯すと、凶作用は長くて60年続くと言われています。
- 【月破】は月の破れがでる方位なので、一度【月破】を犯すと、凶作用は長くて60ヶ月(5年)続くと言われています。
- 【日破】は日の破れが出る方位なので、その日の約束やダメになったり、調子が悪くなったり、ちょっとしたケンカやトラブルに合うという感じです。
【日破】の現象例
この「破れ」の象意が、具体的にどういった形で出るか?わかりやすい事例がありました。2014年8月2日に「北西」に向かった人の話です。
8/2の日盤を観てみましょう。8/2は「四緑木星が中宮に入る、巳(南東)の日」だったので、この日の「北西」は、【五黄殺+日破】とダブルの凶方位でした。

2014年8月2日の日盤
海外に滞在していて、その日移動のため空港に行った際の出来事でした。
空港のX線検査で、係官が、息子のおもちゃの取り上げをしてきたので反論。口論になり、係官の名前をとっさに友人から貰った感謝の手紙の封筒に書いていたら殴りかからんばかりの勢いで詰め寄られ、手紙を破ろうとしました。取り合いに成りましたが、違反をしている訳でもないのに、腹立つったらなく・・・。
モロ、日破の影響ですね。「破れ=争い事」の象意です。
たまたま当たった係員が悪かったのでしょうが、この「たまたま」ってのが方位の影響であることが多いです。ご本人も方位の影響だと思い、報告メールをくれたのでした。
その日のみの影響となる【日破】で、この程度の現象がでてきます。これが【月破】や【歳破】となると、凶作用はもっと強くなりますから【歳破・月破・日破】の方位は、出来る限り取らないようにしましょう。
宿泊を伴う旅行とか引っ越しは、絶対に止めておいたほうが良いですね。